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花脊の取り組み 麩嘉では、2022年より洛北の地「花脊」にて、未来に残す京都の特産物のための農園「花脊農園」を作りました。まだまだ始めたばかりですが、この取り組みからのプロダクト第一弾として、花脊のボタニカルを使ったクラフトジン「VALLEY OF FLOWERS GIN」と、2種のオリジナルスピリッツ「VALLEY OF FLOWERS SPIRITS KUMAZASA 」「VALLEY OF FLOWERS SPIRITS KUROMOJI」を発売することとなりました。 開発にあたり、フライングサーカス代表、ジンフェスティバル東京の主宰者でもあり、日本のクラフトジンカルチャーを牽引する三浦武明氏に蒸留をお願いしました。「花脊の豊かな恵みを表現することをテーマに、丁寧に素材と向き合うことからスタートしました」と語る三浦氏により、熊笹と黒文字という素材を丹念に引き出したスピリッツと、その両方を掛け合わせたシンプルな味わいながらも変化していく香りの余韻が楽しめるクラフトジンが誕生しました。 世阿弥が著した能の理論書「風姿花伝」では、「花」は能における真髄の一つとして語られますが、そのなかでも最も知られた言葉である「秘すれば花」(=LESS IS MORE APPROACH)という言葉には、日本特有の奥ゆかしさに裏打ちされた美意識や美学が感じられます。かつてはその立地から、都(花)の背後(背)とも、花の美しい北山の懐にあるため「花の谷」とも呼ばれたという花脊は、豊かな自然とともに古くからの伝承や史跡、貴重な行事がいまも残る稀少な地です。そういった奥ゆかしい豊かさを内包しつつも決して声高にはならず、慎ましい里山の暮らしが息づく土地をそっと顕わすような蒸留酒が生まれました。 株式会社麩嘉 京都を代表する生麩の専門店。京都御所にも献上された生麩の他にも20種類以上を取り揃え、麩まんじゅうや鯛焼き麩、ふ缶などの菓子も人気。「商売ではなく、ものづくり」をポリシーに、一期一会の精神で手づくりを貫いている。